まずトレーニングのお話をするにあたってフォームはもちろん大切なのですが、 その前に柔軟性の話をしましょう。

トレーニングには可動域が最も大切な要素の一つなのですが、 それを広げるためには身体の柔軟性が必要です。

テレワークの導入により、お仕事でPCに向かう時間が多くなった方も多いのではないでしょうか。 デスクワークや、スマートフォンの長時間の使用は同じ姿勢を長時間続けることにもつながり、 背中が丸まってしまったり、筋肉の柔軟性を損なってしまいます。

働き方次第ですが、PC1台で大きな金額を動かすことができるような時代になりました。しかしそれは同時に姿勢が悪くなることも促進してしまいます。

人間本来の姿勢は、立ち歩きをする赤ちゃんのそれです。胸を張り、肩を落とす。 あの姿勢こそがニュートラルな姿勢であり、理想とされるものです。しかし、特に近年はスマートフォン等の普及により、歳を取るにつれて肩が巻き込み、 首や背中が前かがみになる人が多くなってしまいました。

それを元に戻すことがはじめの一歩です。

左右対称で、バランス良く身体を動かすことで筋肉の成長が偏ることもなく、見た目がアンバランスになることもなく、怪我の防止もできます。腰痛や肩凝りなどにより、筋肉が硬いが故に可動させることのできる筋肉が少なく、 成長しにくい、という人はとても多いです。

ポイント①でも説明しましたが、筋肉が硬いと、いくらしっかりとした知識とイメージがあったとしても、 正しいフォームでのトレーニングが難しくなってしまいます。 可動域が狭く、正しいフォームでトレーニングを行うことができないと、筋肉が成長しにくい上に、怪我のリスクも高まってしまいます。

しかし、凝り固まった筋肉をほぐすことにより、美しい、しっかりとした正しいフォームで動作を行うことができます。

正しいフォームでトレーニングを行うことは最短期間で最大のトレーニング効果を生み出すために必要で、筋肉の成長を促進できるだけでなく、怪我のリスクも大いに下げることができます。

狙った筋肉をピンポイントに動かすことができ、最大限の効果を期待できるだけでなく、怪我のリスクも下がる。

正しいフォームでのトレーニングは良いことづくめなのです。

姿勢を正し、バランスよく全身に筋肉を付ける。

これが「誰が見ても健康的かつ美しい」、美ボディを作る秘訣だと私は考えています。